ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

晴れ女、退院する。

普段でかけられない時間に美容院の予約を入れて、夜の夕方の道を歩いてでかけると少し特別な気分。

頭と心をスッキリ軽くした1日目を終えて二日目、さぁ気合い入れて演奏するぞーと、本番10分前に病院から電話がかかってきた。すんごく嫌な予感がしたけれど出ないわけにもいかないので、出ましたとも。そしたら

 

「めいちゃん、吐いちゃって…」

 

ぎゃー。

「とりあえず昼食の経口摂取は中止して、ナウゼリン(吐き気どめの座薬)いれてやってください、一旦注入も止めてソリタ水にして…お腹の音は聞こえてますか、あ、聞こえてますか、エア抜きガス抜きは万全ですか、便通は…」

ザーッと一通りの確認事項などを喋ったところで本番直前なのですみません後ほどかけ直します!と電話を切りそのまま慌ただしく本番へ。

本番後にまた電話をして今後の対応について話していると、大量に持参したはずの着替えが嘔吐で次々ダメになりもうラスト1組と聞かされ、あ、これは本格的にダメなやつでは…と嫌な予感は更に強くなり。

そして切った電話は夕方またかかってきて

「ナウゼリン入れても吐いてて、ダメそうです…点滴入れました」

 

先生の言葉に、3月はやっぱりあかんわ…とうなだれた母なのでした。

 

 

 

今回の入院の直前に面会制限が少し緩和されていて、少しゆっくり面会できたのでいくらか気分も軽かった。

絶食後ソリタ水の注入から始め、半分に薄めた栄養剤イノラスを少しずつ再開して元に戻していく最中だった火曜日、また嘔吐し退院が伸びた時にはズゥゥゥン…だったけれど。

と、なんだかんだありつつも、今日面会に行くと担当の先生が

「注入の調整まだなので、ゆっくり整えてから帰ってもいいし、もしあとは家でもできると思うなら今から点滴抜いて今日か明日でも退院してもらっても」
と言ってくださり、急遽退院許可が降り、点滴を抜いてもらい退院許可から30分というスピード感で

「ありがとうございました!!」

と親子共々ニッコニコで、元気よく病棟のみなさんにご挨拶し、帰宅。

今日はポカポカ陽気で春を通り越して初夏みたいな陽射しで、猫もこれこの通り、ひなたぼっこが捗っておりましたとさ。

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明日はお天気がイマイチな予報の我が家のあたり。今日帰って来れてよかったかもしれない。さすが晴れ女のめい。

 

入院おつかれさま!