ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

はじめての、ではない、おつかい

めいが

「願いを言うがよい。3つまで叶えてやろう。」

と言ったとか言ってないとか、で、我が家の大人二人は今浮き足立っています。今日めいがこんなものを持ち帰ってきたからです。

 

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放課後等デイサービスのみんなでおつかいにいってくれるんですって!

 

「お米10キロ3個とか頼んでいいですかね?あ、めい、電子レンジ買ってきてくれる?」

とか無理難題を並べスタッフさんと私がゲラゲラ笑っていると、それを聞いてにっこにっこ嬉しそうなめい。何頼んでも買ってきてくれそうやん。

なにお願いしようかな?

 

そういえば、めいのはじめてのおつかいは療育時代、さんまやったな。

めいの通っていた療育園の伝統行事のひとつに「さんまやき」があって、先生とそれから母達も一緒に、こどもたちがお金を握りしめてスーパーへお買い物へいき、自分で選んださんまを持ってレジに並びお金を渡して、さんまの入った袋を持って療育園まで帰り、中庭で用務のおじさんやバスの運転手さん達が火を起こしこどもたちの持ち帰ったさんまを焼いてくれる、というもの。

直火でジュウジュウと脂を落としながら煙をもくもく出しながら、こどもたちの「おいしくなーれ!」のおまじないと共にうちわでパタパタあおがれ焼かれたさんまはそれはもう美味しくて美味しくて、こどもにも、それから母親達にもたいそう人気だったさんまやき。今よりうんと色々なものが緩かった時代、

「先生、白ごはん持ってきてもええかな…?」

と白ごはん持参で母たち一同はりきって参加したのはいい思い出。おいしかった。

「大根おろし持ってくればよかったわ。あとすだち。」

と言った母もいましたね、わかる。

 

さんまの味が最高だったのは言わずもがな、こどもたちがおつかいしてきてくれるというのはなかなかに嬉しいもので、めいがさんまの入った袋を手に持たせてもらっている姿は今でもちゃんと思い出せる。少し緊張したような子も、少し誇らしげな子も、泣いちゃった子も、こどもたちみんなの顔も、ちゃんと覚えてる。

 

さて今回のおつかいで何をお願いするかはめいの就寝後、夫婦会議まで開かれたものの、結局まだ決まっていません。ホンマにホンマに何にしようかな。

あの頃のさんまやきのおつかいと違うのは、めいはもうすっかり大きくなり高校生で、わたしは家で帰りを待っていることになるということ。

どんな顔してスタッフさんや友達と買い物に出かけるのか、想像すると嬉しくなっちゃうな。

おつかい当日まで、あと少しなにをお願いするか考えながら楽しみにその日を待とうと思います。

しっかり頼むで!

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でへへ。

 

今日の猫

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今日は友達(猫好き)が来て、猫をこねくり回していった。

ご機嫌に構ってもらい、日向ぼっこもたっぷりして毛繕いも念入りにして、ごはんももりもり食べたし、ご機嫌元気ではなまるでした。