ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

17歳になりました

17歳になりました。イエイ。

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毎年お誕生日を迎えるたびに

「よくぞここまで大きくなってくれたね。こんなところまで来れたね」

と感じていました。

 

ずっとどこかにあった、この子はどこまで生きていけるのだろうか、大人になれるのだろうか、という気持ちが、めいが17歳になった今どこかへ行ったかというとそうでもなかったりするのですが、今は未来のことをすごく自然に考えるようになりました。高校2年生という年が、卒業後の進路について具体的に動き始めるとても大事な時期で、卒業後のことをあれこれ話したり考えたりする機会が多いこともあるのかもしれません。

 

今、進路のことも進路以外のこともなんとかせねばならないことが山のようにありどうにも悩みは尽きないのですが、未来のことで悩んでいられること、どう生きていくかを考えていられることは幸せなことでもあるな、と頭を抱えながらもふと思ったりします。

 

先日めいの側湾の経過観察で数ヶ月に一回みてもらっている整形外科の受診時、1年ぶりのレントゲンを撮ったところ、めいの背骨の曲がり具合はというと数字上は1度マシになっていて

「1度て、もう誤差」

と先生。ひとしきり笑い、でも現状維持で上出来な素晴らしさを噛み締め、じゃあまた数ヶ月後にね、とお約束をして帰ったのですが、側弯の観察のために撮ったレントゲンにはお腹の中もバッチリ写っていて、めいの体調管理の肝になっているお腹の中のガスも相変わらずばっちり写っていて、そっちに釘付けになっていた私。

 

受診前にバッチリ胃の空気も抜き、お尻の方からのチューブを用いたガス抜きもしっかり行い、これでどうや!と撮影に臨んでいたのですが、昨年の写真と2枚並べて見ると去年よりも更に肺を圧迫しているように見えました。

このところ注入後などに浅い早い呼吸で苦しそうにしていることがあったり、お腹が動かなかったり、抜いても抜いてもガスが溜まってしまったり、そりゃまぁ、良い状況なわけないよな、と妙に納得してしまう結果でした。

 

それでも本人は、相も変わらず毎日楽しそうに過ごしていて、日々の中にしんどさがあったとしても幸せを感じながら生活しているようにやっぱり見えて、ただ目の前のことを楽しむ天才なのかもしれない。やるな、めい。

 

17歳のお誕生日の今日も体調はやや悪く、主治医の先生にLINEで少し相談させてもらったり、全体的に少しペースを落として過ごした1日でした。

めいと、父母と猫と、ハッピーバースデーの歌を歌い、お誕生日プレゼントをあけて、お腹の調子が悪いのでケーキはちょっと延期して、ゆっくりのんびり。

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なんとなくこうしてそばにいるのがいいのよね。

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ふふふ。

 

そうそう、少し前にすももも17歳になりました。

 

ふたりの17歳と、目の前のことをおもしろがり楽しみながら、ちょっとだけ未来の話をしたりして、この一年もご機嫌に暮らすよ!