無事に年があけました。今年もよろしくお願いいたします。
皆様いかがおすごしですか？
世間では奇跡の9連休と言われていたこの年末ですが、福祉サービスが完全休業となる年末年始が今年は長く、娘が障害福祉にお世話になる身としてはなかなかに過酷でして。
これこの通り、年末年始の休業期間が開けるのを心待ちにしているところにぶちあたる週末、そう4日が土曜日。
デイがお休みになり、ヘルパーさんがお休みになり、訪看さんがお休みになり、そして入浴がお休みになる。えーん。
これに気づいたのが1年前のお正月で（早い）年末迎えるのが気が重いと1年間ブツクサ言い続けていたところ、入浴支援サービスの事業所さんがなんとか31日ギリギリまで動いてくださることになったり、広い浴室を貸し出してくださる事業所さんが名乗り出てくださったりしてありがたいのなんの…
結局入浴は31日までは甘えさせていただけることになり、年末年始以外ずっと私達を助けてくださっている人達にしっかり休んでももらいたい気持ちもあるのですが…とか言いつつ、独居の方などサービスが止まってしまうとどうにもならない方のところへは結局交代で行ってくださっているヘルパーさんや看護師さんのことも聞いていて、本当に本当に頭が下がる思い。年末年始もお仕事してくださってた皆様、本当にお疲れ様でした。いつもいつもありがとうございます。
てことで、親が元気で頑張れるうちは頑張りましょう年末年始。
去年までは家のお風呂に抱っこで無理やり入浴していたのですが、これがなかなかにきつく毎年正月明けにはぎっくり腰をやるのが恒例となりつつあったここ数年。よくない。
移乗など抱き上げるだけなら夫の方がうんと力も強く上手に抱っこしてくれるものの、入浴中のめいはテンションが上がり大暴れするため力だけで制御するのはとても難しくコツが必要で力だけではどうにもならず、夫は「めいの安全面を考えるとちょっともう無理かも」と。
そんなこんなで私がやっていたのですが、ただでさえ難しいめいの根性風呂、更には体もグングン大きくなり力もどんどん強くなり元々抱きにくいめいを体格に恵まれてるとは言い難いチビの私が片手で抱き支えながら片手で頭や体を洗い更には喉元に空いた気管切開孔には絶対に水をかけるわけにはいかない、など文字にするだけでクラクラきちゃいそうな、とっくに根性だけでなんとかしてはならない領域に来てはいたのですが、今年の私は特にその「根性でなんとかする」という手が使えない状態でした。
というのも、10月の末に子宮全摘手術を受けて、年末にやっとこ出血が止まったところだったりして。
1年前の年末に定期検診で卵巣腫瘍が発覚しサイズもさほど大きくないし経過観察していきましょうね、と話していたところ数ヶ月後春先1回目の経過観察で順調に倍のサイズに育っていたため大きくなるのが早すぎるこらあかんわと手術をすすめられ、ついでに筋腫もみつかり激重な生理痛の原因では？ということで子宮も一緒に摘出手術することに。
すぐにでも、ということだったのですが特別支援学校卒業を控えた高校三年生医ケア児、親同伴での事業所実習や、親抜きでいけるかどうかの瀬戸際だった修学旅行のことや、それにいざ手術するとなったら私の入院中や術後の安静期間めいの生活はどうするのかなどやることが山盛り思い浮かびちょっと待ってくださいとお願いし、色々なことが落ち着く時期を選び手術してきました。
手術自体は腹腔鏡で行い傷の治りも経過はよかったものの術後1ヶ月ほど経ってから大出血、大人しく過ごした結果筋力もだだ落ち、少しずつ元通りの生活に戻り始めているところです。
で、話はそれましたが、元に戻して、年末年始。
今年は普段の週末と同じように夫が洗面台で洗髪、私がベッド上で清拭を行う部位ごとに綺麗にする分業スタイルで乗り切ることに。
こんな感じで洗面台に後ろ向きに車椅子をつけリクライニングさせ美容院スタイルで洗髪してくれています。最近はパックまでのフルコースが恒例。
根性を出してはならない今年、このやり方に落ち着く良い機会だったのかもしれません。お湯にこそつかれませんでしたが清潔は保持できました。
そして今日から、朝ヘルパーさんに身支度してもらって元気にデイへ行き、夕方には訪問リハビリを訪問入浴も再開し、いつもの生活の始まりです。なんでもない日々のなんと幸せでありがたいことか。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
↑娘の洗髪中空になったベッドと消えたモニター上で待機する、ねないこだれだのおばけと、いただきもののかわいい鏡餅。
（鏡開きっていつやっけ？）
