ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

17歳のパジャマパーティー

修学旅行にいく学年のひとつ前の学年で行うことになっている、宿泊学習にいってきました!

普段学校では見てもらうことのない時間の生活を知ってもらい、こども達も、先生や看護師さん達にも練習してもらう場です。

 

今回めいが一緒にお泊まりしたのは同級生のお友達女子4人。

本来親の付き添いは必要ないのですが、めいは看護師さんが行うことのできないケアがあるため夜に少し私がお邪魔することになりました。

(これに関しては、修学旅行に向けて親なしで行けるように、と看護師さんも学校管理職の先生も言ってくださっていて、話し合いを重ねたりなんやかんやしている真っ最中。なんとかなったらいいなぁ。そのうちいい報告ができるよう念を送っといてください。念。)

 

17歳の女子高生達のパジャマパーティ!女子会!どんなんかしら、とちょっと楽しみにして向かったのですが、21時の段階で4人中2人もう眠っていて笑いました。かわいいったらありゃしない。

 

めいは、楽しいことたくさんして、お風呂にも入れてもらいピッカピカのほかほかでベッドで寛いでいて、あとは私のケアを残すのみ、という状態。

看護師さんと呼吸器のことや夜間のケアについて少し話しているとニコニコしながら口を大きく開けて、ちょいちょい口を挟んできているようでした。

 

サクッと必要なケアを済ませて、じゃあねぇおやすみ、あとはよろしくお願いします、と母は離脱。

 

翌朝7時にまたお邪魔すると、みんな勢揃いして元気に起きていて、それぞれ朝ごはんを食べている時間でした。

宿泊学習の前には書類でケアの共有をし、私とも、先生や看護師さん同士でも話し合いを重ね、めいが普段利用させてもらっている入浴支援の見学もしてくださり、たくさんの手間と時間をかけて迎えた当日、夜が明けて、ベッドで何の不安もなさそうないつもの笑顔でご機嫌なめいと、そして早々に夢の中だった子達と、ちょっとテンションが上がって楽しくなってしまいどうやら3時間睡眠だったらしいあの子は、それぞれ翌日の学校を、その後の週末をどう過ごしていたかな。

 

めいはといえば。

めいっぱい楽しんで、帰宅後はしっかりスイッチを切って、土日はぐうぐうと眠り、今日また元気にいつも通りの一週間をスタートしたのでした。

多分ろくに眠れていないであろう先生と看護師さん、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした!

 

ぐう。

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そして母はといえば。

 

宿泊学習の日に、めいの福祉サービス等を含めた生活について相談員さんとお話しする、年一回のモニタリングがありました。

17歳の今年は、今の生活のことだけではなく未来の話が多く出ました。具体的な見通しを持ち未来の話をする中で不安はなくなったわけではなく、でも、少し私の中で変化してきているように感じています。

今なりの不安はちゃんと抱えて、今と未来に向き合って生きてくこと。

めいなりの、私なりの、これからのこと。大人になる準備を、1日1日を、一歩ずつ。ね。