「めいちゃんの写真撮りに行ってもいいですか?」
ご近所さんからちょっと遊びに行ってもいいかなぐらいのノリで声をかけてくれたのはなんと遠く離れた東北地方の大学生でした。
最初にメッセージを受け取ったのは今年の春。
それは卒業研修に関するインタビュー協力の依頼で、在宅で生活する障害児を持つ母親の就労に関して仕事をすることが叶わない人へスポットを当てインタビューをさせてほしいとのことでした。丁寧な自己紹介と熱量を感じる言葉に、私にできることがあるのならと協力させてもらうことにしました。
お互いの予定を調整してオンラインでお話ししましょう、と5月の終わりにインタビュー。
めいが生まれた時からこれまでの私の心の動きを数値で表すならどれくらい?と折れ線グラフを作成したり、テーマの通り「仕事」に関して1時間ほど話した後
「私、写真を撮るんですけど、めいちゃんの写真を撮りに行ってもいいですか?今回の卒業研究もそうなんですが、写真を通してめいちゃんのような子たちのことやご家族のことをいろんな人に知ってもらうことも社会を変える一歩になるんじゃないかと思ってるんです。」
そう話してくれた彼女が今年の夏休み、めいと私達に会いに遠く東北から、本当に滋賀までやってきてくれました!
この日は一緒にめいの通っているホースセラピーへ行ってくれる約束をしていました。連日の猛暑で毎日のように熱中症警戒アラートが発令されスマホに通知されてくる中、この日も憎らしいほどの良いお天気。
めいの車椅子にアイスノンを仕込み、ホースセラピーへ向かう途中コンビニに寄って冷たい飲み物を買っていざ!
家を出る前からたくさんの写真を撮ってくれました。
ちょっとねむたい大あくび
モニターの数値もバッチリいいかんじ。
私が撮る写真よりもなんだかちょっと大人っぽく見える。
そしてホースセラピーへ。
めいを支えてくれる先生の優しい顔がすっき。
お馬さんたちも暑さにも負けず元気。かわいく撮ってくれました!
お礼のにんじん。きょうもありがとう♡
家族写真も撮ってもらいました。
(先生が後ろのお馬さんたちをにんじんで釣ってくれているのが写っているの何度見ても笑っちゃう)
帰ってほっこり休憩。
すもももかわいく撮ってもらいました🐱
ここに載せきれないほどたくさんの素敵な写真を撮ってくれた彼女、実はプロの写真家さんなのです。(私も実際に会うまで知らなんだ)
卒業後は障害のある子供たちに関わるお仕事が決まっているそうですが、写真のお仕事も並行して続けていくとのこと。
えみゅうちゃんと言います。インスタに載せている写真も素敵な写真ばかりでした!
えみゅうInstagram↓
https://instagram.com/emyuu_gram__
※写真、インスタ共に掲載許可いただいてます🙆♀️
結婚式などのイベントや、こどもの写真をたくさん撮っておられるそうで、幸せな瞬間、笑顔の瞬間を残したいんです、と話してくれたえみゅうちゃん。
この日あっという間にバイバイの時間になってしまったのですが、撮ってもらうばかりでえみゅうちゃんも一緒に写ってもらって写真を撮るのをすっかり忘れていた私。写真を撮るのも映るのも全然まめじゃないあたりがこういう貴重な機会に出てしまって、もう、もう!
「写真は未来へのタイムカプセル」
とはえみゅうちゃんの言葉。だから、たくさん撮って残してくださいね、と言ってくれました。
元々写真をまめに残す方でなく、また自分が写真に映るのもちょっと苦手な私、だったんですが、素敵な写真と一緒に素敵な言葉ももらってこれからもっと写真を撮りたいなと思いました。
えみゅうちゃん、宝物のような1日と、夏の思い出をありがとう!
「まだ支援の整っていない実情を周知し社会が変わっていく必要があると思います」という力強い思いと言葉、とてもとても嬉しかったです。
(卒業後に支援者としてのえみゅうちゃんと出会っていけるこどもたちと、親御さんたちが羨ましい)
卒論の完成も、えみゅうちゃんのこれからも、応援しています。
また、会える日を楽しみにしています!